嶋津義忠著「乱世光芒(小説石田三成)」
2006-09-19 Tue 20:30





不純な動機から戦国関係の本に手をつけて初めて読んだ本がこの本。
3冊借りて、一番分厚い(長い)のから読もうと手に取ったのがきっかけ(笑)
オリジナルキャラの兄妹?登場するけど、すっごく良かったです。
最初にめぐり合った本がこの本でよかった。俄然世界が広がった。

お話は三成は勿論ですが、彼と出会って彼に惹かれていく忍の三郎左を通して展開していきます。
作者の三成への愛が感じられる一冊。以下箇条書きにて失礼。


・三成に拾われ、主は持たないと言いつつも次第に三成に惹かれていく三郎左。
・三郎左と左近の光成スキー具合(笑)とても愛されてる。庇われるのも萌えv
・左近召し抱え時、条件は2万石ではなかったけど三成との対話で左近、臣下になることを決意。
・傷をおった左近の手当てしてあげる三成vさこみつ!!v
・三成の前だとだらだらする秀吉萌え。他の本でもそうだけど「佐吉」と呼ぶのも萌え。
・いわゆる「山崎の戦(中国大返し)」での舞台裏。秀吉に頼まれて三成が密かに準備、奔走する。
・福島正則の三成に対する想いあれこれ。相手側の心情も入るといい。
・三成の昔馴染み正則&清正に対する想い。切ない;;
・さこみつ&三郎左×三成とか言ってみる。三成×さち(三郎左の妹)有り。


とまあ色々。秀吉に見出されてからラストまでが描かれています。
三成スキーな人にはぜひ読んでもらいたい一冊です。おすすめ。

以下ネタばれの台詞抜粋。隠しておくので気になる方はどうぞ。









・三郎左と左近の会話「危うくて、黙ってみておれぬのよ」「なるほど。そうか、石田殿は危うくて黙って見ておれぬお人か」「そういうことだ」(省略)「なるほど、石田殿はほおって置けぬお人だな」

三郎左が頷いて左近が笑う。対する三成は何のことだと分かってない。

私的この本で一番重要だと思うシーン。以下左近の台詞。
「大事なことは、勝敗ではない。天下を私ししようとする家康を、討とうとした者がいた、ということではないのかな。そのことを後世の人々に知ってもらうだけでも、価値のあることだ、と俺は思う」

無双でいう「三成救出戦」話。対立武将の襲撃にあう。

「討たれてやるか」(省略)「それで、彼の者たちの気が済むのなら、虎之助と市松にこの首をやってもよいわ」「なにを気弱なことを申されます」「気弱で言うのではない。少々、おれもくたびれたぞ」

この後左近に諌められる。ほくそ笑むのは家康だよって。
で、問題なのが怒った左近をむきになって可愛いと言う三成(笑)
「左近も、ときには、むきになるか。なかなかに可愛いぞ」だって!

三成が鳥居成次の屋敷で一夜を過ごした時の三郎左との会話。
「おれが死んでも、志は死にはしないぞ。(中略)おれの志を引き継ぐものはおれではないのだ」

他にも色々とありますが長くなったのでこれで。兼続とのお話もいいです。


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